2015年6月24日水曜日

2015年6月13日土曜日

ニャンドゥティの本(和書)が発売されました

わたしも通っていた岩谷エレナ先生の本が出版されました。


パラグアイに伝わる虹色のレース ニャンドゥティ
アマゾンで購入できますよ。
知らなかったパラグアイのことなどいろいろ知ることができてとてもいい本です。
矢崎順子さんのスタイリングはやっぱり素敵。

ニャンドゥティの基本テクニックや伝統柄もこの本で学ぶことができるので
これから始めたい、という方はぜひ手に入れてくださいね。

本日、私はとある事情でへとへとになって帰宅しましたが、予約注文していたこの本が家に届いていて元気になりましたよ。

そ、し、て、もちろん!この本に載っている伝統柄も本数をアレンジすることで
ハマナカさんの これで作ることもできます。

この本に載っている円形モチーフを作るにはミサンガディスクのほうが大きさがほどよいかも。アマゾンで本を買う場合は一緒に購入されるといいかもしれません。

ではでは amor y paz (=スペイン語でラブ&ピース)!

2015年6月1日月曜日

ニャンドゥティの作り方について 糊付け

関東地方では毎日、暑い日が続きます。しかしこの気候はニャンドゥティの糊付けにはぴったり。

本日は、前回予告した通り、糊付けの仕方についてご紹介いたします。以前、道具のご紹介で基本的な糊付け方法は書きました。前回ご紹介した、組みひもディスクを使った作り方だと、布につけたままモチーフの裏の布を切って糊付けをする方法が使えません。

そこで、レース編みをしている方の糊付け方法、をやってみました。
必要なものは
1. ブロックマット 1枚 (これは100円ショップのダイソーで買いました:2枚組)
2. クリアーファイル の古くなったもの 1枚
3. 虫ピン 64本
4. ピンをうつためのガイド (Facebookに画像をあげました↓)
 糊付け用ガイド  
5. 液体洗濯のり:永久ノール 水 (キャップ3杯 と 水 100cc)
6. のりを水で伸ばす洗面器

糊付けの仕方
① まず、クリアーファイルの接着箇所をハサミで切ってA4サイズほどの透明の一枚のプラスチックにします
② つぎにガイド(写真のガイドは棒の先端に円形がついてますがアップした画像のは紛らわしいので消しました)の上に①のプラスチックを載せて、棒の先端部分を油性ペンで写していきます。32点でできた直径15cmの円 ができます。(画像の青い丸は無視してくださいね)棒の先をマジックで、てんてんとうつしていきます。

③ 組みひもディスクからニャンドゥティをはずしていきます。布から外すより簡単です!ハサミで切ってしまう心配がありません。

④ はずしたところ。モチーフの中心で結んだ余分な糸を短く切ります。心配な方はここで切り口のところを手芸用ボンドで補強しておくといいでしょう。
⑤ 糊付けをします。洗面器に永久ノールのキャップ3杯分の糊と水100ccを入れて混ぜます。静かにニャンドゥティを沈めます。この方法だとニャンドゥティの伝統的なやりかた(タピオカパウダーを水で溶いてモチーフにぬる方法)より、均一に糊付けができます。
タオルで水分をやさしくとりのぞきます。

⑥ ブロックマットに②で作ったガイド円を裏返してのせます(表をむけると油性ペンのインクがついてしまうかもしれないので)。その上に⑤で糊付けしたニャンドゥティをのせます。ガイドの点に沿って、上下左右にピンを打ちます。
 ⑦ まず、ガイドにあるように32本をピン打ちしていきます。見本は水色とオレンジの糸二色で作っているので、まず水色の方から打っていきます。対角線上で打っていくとモチーフが偏らずに打つことができます。32本打ち終えたら、その中間あたりにオレンジの糸をやはり対角線上にピン打ちしていきます。64本打ち終えたら、ブロックマットごと干します。後ろからピンの先端がつきでる場合があるので、打つときは下に作業用のマットや新聞紙をひいたほうが机を傷つけなくていいでしょう。
⑧ 一昼夜、室内で乾かして出来上がり。伝統的なニャンドゥティは戸外の強い日差しのもと乾かすそうですが、風が強かったので室内で乾かしました。
このやりかたですと、糊の落とし残しがなく、外しきれない布の糸くずも残らず、綺麗に仕上がります。

これはサシェにしたてようと思います。ニャンドゥティを作るのは楽しいけど、作ったものをどう使うか、、、という問題があります。

私のオススメは麻布に縫い付けてサシェ(中にポプリをいれた匂い袋)に仕立てることです。ニャンドゥティは糊付けしてあるので洗濯が多い洋服やハンカチには向きません。(糊が取れて柔らかくなってもそれなりに味がありますが)
なのでサシェなら洗濯はあまりしませんし、簡単な袋縫いができれば誰でも作れますし、いくつあっても便利なものなのでオススメです。

これから梅雨の季節、タンスの中にいい香りのするニャンドゥティのサシェがあったら素敵ですね!
※本ブログ上で使われているニャンドゥティの用語、文章、画像、作図は本ブログ管理人によるものです。他でご使用になる場合は出典を明記してくださるようお願い申し上げます。
また、本ブログをご覧頂いて作品を作ってくださり、公開される場合にはぜひ #nandutiparatodos のハッシュタグをつけて下さいませ。ニャンドゥティパラトドス=みんなのためのニャンドゥティ という意味のスペイン語です。 


2015年5月11日月曜日

ニャンドゥティの道具について 組みひもディスク un aparato especial

今年の初めから、ニャンドゥティの道具についていろいろご紹介してまいりましたが、このたび、画期的な道具を発見いたしましたのでご紹介いたします。

というか、教えてくれたのは友人の「もこもこ、ふかふか 魔法の刺繍ステッチ: フリーステッチングニードルの技法とパターン&図案136 」の著者、Laura Amebaさんです。高円寺でお茶飲みながら、ブラジルのエリザベスさんが送ってくれたテネリフェの道具でニャンドゥティを作って見せていたところ、ラウラが「これって組みひもの道具にそっくり!」と 教えてくれたのです。(よく知ってるなあ)

さっそく、購入したのがハマナカさんから出ているこれでした。→ハマナカ 組ひもディスク H205-568

もともとは組みひもをつくるためのもの。これでニャンドゥティが作れるかやってみました。このサイズだと糸を挟む間隔が広すぎるので、中央の部分にカッターで切り込みを入れました。オリジナルは32箇所、糸をかけるところがありますが切り込みをいれて倍の64箇所に。

注!そもそもこのディスクでニャンドゥティを作ることは本来の用途ではありませんし、カッターで切り込みをいれたことにより脆弱になる可能性もあります!壊れたとしてもハマナカさんのせいではありません。念のため。

組みひも用についてきた糸をそのまま使用して、この糸にニャンドゥティの糸、DMCのコットンパール8番をひっかけていきます。
真ん中の穴からニャンドゥティの糸を出して、組みひも糸にかけます。
(写真は組みひもディスクよりも小さいミサンガディスクを未加工で使用しています→ハマナカ ミサンガディスク H205-589
横から見た図。ポイントは 二ャンドゥティの糸は溝の中に入れないようにすること。溝にはめるのは組みひも糸(この場合は赤の糸)のみです。

あとは本に載せた基本の作り方同様に反時計周りに放射状に糸をかけていきます。
このディスクのいいところは、糸をあらかじめ切る必要がないところ。玉のままどんどんひっかけていきます。ニャンドゥティの作り方で難しいのは糸のつなぎかた。とくにこの最初の放射状の部分を作るときは糸をつなぐと結んだ箇所が目立つので、最初にかなりの長さを切っておかないといけません。その糸が絡まったり布を刺していくうちにすれたり、、と扱いがやや面倒なのです。しかしこのディスクを使うと、ただ下の糸に引っ掛けていくだけなので、玉のままで大丈夫です。2色の糸を使いわけるのも簡単にできます。

試作品1
 使用糸はコットンパールの8番2色。模様の部分はアヴリルさんの糸を使いました。
 模様はオリジナルで「モンシロチョウ」をイメージして。
 64箇所に糸をかけて本数はさらに倍の128本になります。
 ひとつの模様に使う本数は16本

さて、ここまではサクサクとできます。
長所は
なんといっても布を張る手間がいらない
均等に糸が張れる
持ち運びが楽
布を外す手間がない
短所は
同じ大きさの円しか作れない。このディスクだと直径約14センチの円になります。(ミサンガディスクだと直径約9センチ)
本数も128本もしくは64本になります。伝統柄によくある12本を使用する模様を作るには、間に間隔をいれて他の小さな模様をいれるなど、少々の工夫が必要です。

しかし、円形のニャンドゥティはすべての基本。正確な円で作れることを考えればこの道具はかなり、使い勝手がいいと思います。

さて次の課題は糊付けです。次回は糊付けに挑戦したいと思います。

※本ブログ上で使われているニャンドゥティの用語、文章、画像、作図は本ブログ管理人によるものです。他でご使用になる場合は出典を明記してくださるようお願い申し上げます。
また、本ブログをご覧頂いて作品を作ってくださり、公開される場合にはぜひ #nandutiparatodos のハッシュタグをつけて下さいませ。ニャンドゥティパラトドス=みんなのためのニャンドゥティ という意味のスペイン語です。


2015年4月26日日曜日

ニャンドゥティの仲間たち ②花あみルーム

大型連休前半が始まりましたね。天気も良くておもわずウキウキしてきます。

さて、前回はブラジルで「ニャンドゥティ」を団体名に使っているテネリフェレースのサークルのご案内をしました。

木枠と布を使わない作り方は、手軽にできますし、何しろ、等間隔で作れるのが魅力。日本にもテネリフェレースの伝統があることですし、何か近い道具はないかな、と思っていたところ、クローバーさんで出ている「花あみルーム」がありました。もちろん、すでにご存知の方も多いかと思いますが、糸をご紹介したようなDMCのコットンパール8番もしくはレース糸に変えるとかなりニャンドゥティに近い、、、というかそのもの。

クローバーさんのレシピには「ニャンドゥティ風」として写真付きの作り方が載っています。これはまさにニャンドゥティの伝統柄、ジャスミンの花=Jasmín Poty です。結目のみにボンドを使い、アイロンがけで仕上げていますが、糊付けしてピン打ちして乾かせばさらにニャンドゥティに近くなるでしょう。

ニャンドゥティ風花モチーフの作り方
http://www.clover.co.jp/recipe/hana_motif.pdf

モチーフのつなぎ方
http://www.clover.co.jp/recipe/shikaku_doilly.pdf

道具を一から揃えるのはしんどそうだ、、、という方、ぜひこの花あみルームをためされてはいかがでしょうか?!


2015年4月6日月曜日

ニャンドゥティの仲間たち① ブラジル renda SOL

しばらく更新が滞っていました。3月のワークショップの準備にじっくり取り組んでいる間にあっと言う間に時間が過ぎていきました。気がつけば桜も盛りを過ぎて春の気配が漂っていますね。

さて、本日はニャンドゥティの仲間についてお話ししたいと思います。 ニャンドゥティはパラグアイの伝統工芸ですが、その歴史を見ると起源はヨーロッパにさかのぼると考えられます。影響を受けたとして有名なのものとしてはスペイン、カナリア諸島に伝わるテネリフェレースです。テネリフェレースについて詳しくは後日、ご紹介したいと思います。大きな違いはニャンドゥティが平面の布を使って作るのにたいして、テネリフェレースは円形もしくは四角の小さなピンクッションに虫ピンを刺してそのピンに糸をかけて作っていきます。できあがったモチーフ同士をつないで大きな模様を作ります。

偶然にもFacebookを通じてブラジルでこのテネリフェレースを作っている方Elizabethさんと知り合うことができました。ブラジルではこのレースのことをrendaSOLとよんでいるそうです。Elizabethさんが送ってくれたrendaSOLの道具はテネリフェのピンクッションよりさらに機能的なものでした。


しっかりとした厚紙に糸を通していき、そこに別糸をかけていくやり方です。写真の小さい方で40箇所、80本。大きい方で60箇所120本のテネリフェレースが作れます。このやり方ですと布からモチーフを外す時に誤って糸を切ってしまうこともないし、なにしろ道具が小さいのでどこにでも持っていけて手軽にできるのがいいところですね。つなぎのテクニックを研究すればニャンドゥティに応用できそうです。いつかこれでワークショップができたらいいなあ、、と夢見てしまいました。


下記のサイトで歴史のところを読んだら、「ブラジルレースとしてフランスで作られていたが、もともとはスペインから、メキシコ、フィリピン、プエルトリコを経てブラジルに伝わったもの」と書いてある箇所がありました。スペインからフランスに直接行かなかったところが面白いですね。

ブラジルのテネリフェレースサイト
www.rendasol.org.br


Elizabethさんのアップした動画


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2015年3月10日火曜日

ニャンドゥティの道具について⑥ その他 otras herramientas

ニャンドゥティの道具についてご紹介してきましたがそろそろ終盤です。本日ご紹介するのは作品の仕上げに使う糊についてです。パラグアイではキャッサバの粉(=日本では製菓店などでタピオカの粉として売られています)をお湯で溶いたものを使います。本につけた解説でもタピオカの粉での糊付け方法をご紹介しました。

しかし、何回か試した結果、やっぱり洗濯のりのほうがいいという結論に今は達しています。タピオカの粉はどこでも売っているわけではないこと、乾かした時に白浮きしてしまうこと、が問題なのです。糊付けした後に余分な糊を濡れ布巾でふき取ればかなり防ぐことはできますが、その塩梅がやや難しいです。「パラグアイの強い日差しのもとではタピオカの糊でも色がくすまない」とう説もありますが、日本では夏の日差しの下で乾かしても残念ながら白浮きすることがあります。

というわけで、私は今、スプレー式の洗濯のりと水に溶かすタイプの透明な洗濯のりを使っています。スプレー式はモチーフが小さい時と、刺繍糸の色落ちが心配な時に使っています。洗濯のりはドラッグストアーなどで売っていますが、百円ショップのSeriaでも見かけました。私はのり1に対して水3の割合でやってみていますが季節やお好みによって濃度を変えてもいいと思います。



ニャンドゥティは仕上げた後に、裏から布をモチーフより5mm内側を切って裏から糊付けをし、その後に木枠から外していきます。しかし、糊付けの途中で一部が布から外れてしまったり、そもそも布の張り具合が均一でなかったりするとモチーフが歪みます。 それが悩みの種だったのですが、今回糊付けについていろいろ調べていたら、レース編み、ドイリーをやってらっしゃる方々の作品の糊付けの仕方がとても参考になりました。今回、まだ自分で試していないことと、ブログの管理者の方々と連絡をとっていないことからここでは書きませんが、ぜひ「レース編み 糊付け」で検索してみてください。簡単にまとめると、乾燥させるときに型紙をもとにピン打ちをし、均等に乾かす、という方法です。この方法にチャレンジしてみたときには、結果をこのブログでお知らせしたいと思います。

ニャンドゥティ製作、まだまだ改良できる点がありそうです。

伝統にのっとって作ることは大事なことですし、私もニャンドゥティの「細かいことにこだわらないところ」が好きなところではありますが、ここでは、せっかく時間と労力をかけて作るのだから、なるべく仕上がりを綺麗にする、ということを目標に私なりに試行錯誤したことをご紹介いたします。本場のやり方とは違う所も多々ありますが、「こういうやり方もあるんだな」という程度に参考にしていただければ幸いです。

その他、木枠に布を張る時にはタコ糸をお勧めします。レース糸のような細い糸でやったこともありますが、締めなおしている途中にぷっつりと切れてしまうことがあります。タコ糸(焼豚などを作るときのために肉を巻く用)はスーパーの台所用品コーナーに置いてありますし、 100円ショップでも見かけます。いろいろご紹介してきましたが、わりとほとんどの材料が100円ショップで手に入ります。ただ、刺繍糸だけはDMCかアンカーの正規品を使うことをお勧めします。

 Para almidonar el ñandutí, les recomiendo usar almidón liquido y transparente. En paraguay, se usan los polvos de mandioca, pero el almidón normal es más facil de adquirir y manejar.

To starch a nandudi lace, I recommend to use some laundry starch, liquid and clear one. In Paraguay, traditionally they use cassava flour to starch nanduties, but I think it is a little bit difficult to use it efficiently.

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